FC2ブログ

"Ce qui sera, sera"

 sims3と4をまったりマイペースに遊んでます☆*゜

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Moonlight falls06

Moonlight falls06-1


Moonlight falls06-2

「・・・ディニー、そろそろなんじゃないか??」
「そうだな。エリシャを起こしてくれ」
「アホ妖精はどうしようもないな。今なら簡単に食えそうだ」
「食うのは構わないが、後で絶対、腹を下すぞ?いいのか?」
「…嫌だ。」

「それにしても、相変わらず霧が出てるな」
「あの頃と変わらないな」
「・・・。」

故郷を思い描く時、真っ先に出てくるのはあの公園だ。
次いで、町の入り口にある半円の大きな橋や、山吹色に染まった畑が綺麗だった事、

Moonlight falls06-5

Moonlight falls06-4

そして、

Moonlight falls06-6

城のバルコニーから見た、

Moonlight falls06-7

靄の中に沈む、朝の街。

霧が多い街だった。
地形のせいだ、とアイツに説明された事があったが、正直、頭には入らなかった。
盆地がどうとか、川がどうとか。
ただ、故郷を思うと、いつもそれは霧の中にある。
そう、まさに、こんな具合に。

Moonlight falls06-8

「…ああ、見えてきたな。エリシャ!起きてるか!止まるぞ」

Moonlight falls06-9

「ん~・・・?もうついたのかい?あれ?ここどこ?」
「この辺りで箒からは降りる」
「ええ!?」

Moonlight falls06-10

「だって、ここって・・・ どこ???街なんて見えないし、きっとまだまだだよね???」

Moonlight falls06-11

「第一、どうしたんだい??ディニーらしくないじゃないか~。
 あの都会でだって箒から降りなくて、パトカーに追いかけられたディニー様だってのに~!」

Moonlight falls06-12

「ここの街の連中は、保守的なんだ」
「保守的??」
「私もよくわからん。でも、箒で街中は飛べない」
「…ふ~ん。それって昔からなのかい?」
「そうだ。それに、もう街はすぐそこだ。歩いていっても、たいしてかからないさ。」
「ふ~ん。すぐそこ、ねぇ?」

Moonlight falls06-13
Moonlight falls06-14

「左上に大きな建物が見えるだろ?あそこがアイツの家だ」
「遠いよーーーーー!」

Moonlight falls06-15

「つべこべ言うな。いくぞ」
「お、おい、俺も歩きか!?」
「ルーだけ抱っこはずるいでしょ~」

Moonlight falls06-16

街はまだ、朝靄の中。

Moonlight falls06-17

(変わらないな…)

少しは新しい建物なりなんなり、風景が変わっているかと思っていたのだが、
殆ど変化が無い事に、ほっとしたようながっかりしたような、変な気分になる。

Moonlight falls06-18

ここを出て、もう何年になるだろう。
家族は今、どうしているのだろうか。
もう、とっくに、私の事は忘れてしまったのだろうか。

Moonlight falls06-19-1

「・・・あ、」
「ん?どうしたんだい、ディニー?」

Moonlight falls06-19-2

「・・・少し、休憩しないか」
「いいけど~?」

Moonlight falls06-20

「ここか。まったく、懐かしいな」
「ルーは大分大きくなったって言われるぞ、きっと」
「え~!?なになに?なんの話なのさっ!」

Moonlight falls06-21

「むか~し、むかし、だな」
「そう、ルーが一人で階段を上れなかった頃」
「え~~~!? そんな時代があったの!?」

Moonlight falls06-22

「とうぜんだ!俺だって子猫だった時代ぐらいある。
 時に、エリシャよ。お前は学校には行ったのか?」

Moonlight falls06-24

「バカにしないでよね。僕、結構優秀な成績で卒業してるんだよ~?
学年で一番モテモテだったしさ~ふふん」

Moonlight falls06-23

「お前に聞いた俺が間違ってたよ」
「私たちは落ち零れだったもんな」
「違うっっ!環境が悪かったんだ、絶対」

Moonlight falls06-26

「へ~、ここがディニーが通ってた学校?」
「・・・。」
「・・・。」

Moonlight falls06-28

「なんだか、懐かしいな、ルー。 こうやって、ルーを抱えて通ったよな」
「あーールーばっかりずるいよ!僕も小さくなろうっと」
「エリシャ、重いからお前は自分で飛んでくれ」
「え~・・・」

Moonlight falls06-30

「…大丈夫かディニー?嫌な気分になってないか??」
「うん? いや、意外と平気なもんだな。
もっと、嫌な思い出ばっかり思い出して、鬱々とするかと思ったが、そうでもない」

Moonlight falls06-31

「ただただ、なんだか懐かしいよ。
思い出より、学校は小さかったし、家までのこの道も近かったんだな」
「あーーーーー!」
「なんだアホ妖精煩いな」

Moonlight falls06-32

「もしかして、あの建物かい??」

Moonlight falls06-33

「そうだ。…起きてるといいがな。腹ペコだ」
「ちょうど朝食の時間だろう」
「うーわー、わくわくしてきた~!」

Moonlight falls06-34
Moonlight falls06-35

「わーーーー豪邸じゃないか~!」
「エリシャ、煩いぞお前」

Moonlight falls06-36

「早く、呼び鈴ならしてよ、ディニー!」






    





スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。